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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに暮らしを整理する設計自然環境・災害

2023-12-23

のこぎり屋根に想いをはせる Column 298

のこぎり屋根になにを想う

知識としては、知っていても、実際あまりみることのなかったもの。

『ノコギリ屋根』

愛知県の一宮あたりに今でも多く残っているらしく、

今日、立ち寄ったコンビニの隣に現存する建物があり、

『この周辺でノコギリ屋根の建物よくみるけど、何に使ってた建物かなぁ』

そんな話になりました。

『のこぎり屋根』とは、その名の通り鋸の歯のように、ギザギザした形状が、

屋根になってる屋根を言います。

この形状を見て私はこのマークを思い出します。

小学校の社会の教科書にあったような。。。

そう工場!そこから連想したのが、これは工場だから、何かを作っている建物。

 

ノコギリの形状の縦の壁の部分が、光を取り入れるように、半透明の壁になっています。

これが、北面。

採光といえば、南面!と思いがちですが、これまでも何度かこちらのColumnでも書いてきた通り、北面からの光は、直射日光がない分、一日中安定した照度で、

柔らかい光が、一日中安定して得られます。

ということは、、、『絵画教室!←彼』まぁ。半分納得な話ですが、

調べてみたところ、『一宮市の公式観光サイト』に行きつきました。

Click👆

この地方に、50年前は8000棟もの『のこぎり屋根』建物があり、現在も2000棟が

残っているらしいです。

確かに、2000棟もあれば、頻繁に目にするわけです。

そして、この建物、

『毛織物工場』

として使われたそうです。

北面の最高は、織物の色彩を見るために、安定した照度が必要との『用』から生まれた

形状だったのですね。

ただ、現在は、繊維工場として使えわれることは、ほぼなく、

元々工場であったため、『広く・寒い』ためなかなか転用も難しく、解体を待つ状況。。

と、記事にもありました。

運良く、ギャラリーとして使われれば、良い事例。

以上2枚の写真は、『一宮市公式観光サイト』さんHPより転写

 

建築は、建築当初は、何らか役割を持って生まれます。その役割を全うした後

次の役割を担うことができるか。そこが大切なことだともいます。

日本の建築は、

『スクラップアンドビルド』

建てる・使う・壊す・また建てる。

そんなことが繰り返されてきました。

地震の問題は確かにあります。危険と保存の意義は共存できない。 確かにその通りですが、

もう少しどうにかできないものか。

それの一つの答えが、長持ちする現在考えられる限りの躯体を作る。ことだと思います。

現在は、さまざまな技術が進歩しました。

建築の技術も進化し、

耐震性を向上させ、

断熱性を上げ、

耐久性に配慮し

100年耐える躯体も作れます。

 

この建物も、その意識で作られていれば、もう少し違った将来があったかもしれません。

本日、宝塚でかねてより設計調整しておりました、パッシブハウスチャレンジの工事に関するGOをいただきました。

この建物は、これまで学んできたもの、これから残していくべきものとは何かを考え作ってきたPLAN

の建物です。

Click👆

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そのまとめのお話をさせて頂くため、一宮にお邪魔していました。

年明けより、現場スタートいたします。

宜しく御願い致します。ちなみに、

『絵画教室やとおもいますわ』と言った

木又工務店 木又棟梁

帰りに立ち寄った駅で思わぬ出会いもありました。

25年もの ウイスキーの原酒。

これをブレンドして、一つの銘柄になるわけですが、

建築も同じ。

設計だけではダメ。それをチームとしてがっちりスクラムを組む仲間が必須です。

みんなで、それぞれのキャラクターを全て出し切り、最高のブレンド作りましょう!

本日は、ありがとうございました。

 

そして、年明けから、宜しく御願い致します。

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