住まい手の想いに寄り添い
納得いく予算で
浮かび上がるカタチを磨き上げる


住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。

一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境暮らしを整理する設計

2023-12-16

箕面の家 祝上棟 Column297

箕面の家 祝上棟

大阪・箕面市にて進めておりました計画。

先日無事上棟となりました。

この建物は、切り妻屋根の片方の流れが大きい『まねき屋根』という形状で

全面道路に対して長く伸びた軒先が低くなる形状。

都市部の計画はどうしても敷地を目一杯使う計画となりやすく、ともすれば近隣に対して

威圧的な形状となることもあります。

その回避の方法は色々と有って、最も取りやすい形は、配置の方法で、セットバック。

建物を道路境界線より奥に下げて配置する方法。

このセットバックした部分は、駐車スペースにもなり、一石二鳥。

あとは、建物のボリュームを分割して、前面道路側を低く設定し、圧迫感を軽減する方法。

など、

毎回検討しますが、今回は屋根形状で、ボリュームを抑えることとし、

形状としては『まねき屋根』が敷地形状的にも最も適していたということになります。

敷地は閑静な住宅街で、近隣建物も、大きな区画で昔ながらの立派な建物が建つ区画が多く、

成熟した住宅地です。

あちらこちらで世代交代に伴う建て替えが始まっていて、昔の区画のまま

建て替え。というのは色々な事情で難しいのか、分画区画となる計画が目立ちます。

これは、こちらのエリアに限ったことではなく、おそらく日本中、このような現象は起こっているのだと思います。

さて

まねき屋根にしたことで、敷地に対する『座り』はしっくりと落ち着き、

『まねき屋根』によって囲われた空間を中庭とし、その中庭に対するように、下屋根空間を設けています。

設計の進め方としては、

外観ボリューム、と中間領域の整理・調整ののち内部の計画の順で進みました。

内部空間は、折角の『まねき屋根』なので、その形状を内部空間にも取り入れ、

天井が片流れで下がっていく屋根の形に素直な形状になっていています。

その空間は、棟のあたりには、2階建空間が十分確保できますが、屋根が下がるにつれて、2層分の高さを確保することが難しくなってきます。

そこで、2階の床よりも低い位置に中二階を設けている。という計画になっています。

スキップフロアの計画は、

『嵐山の家』Click👆

でも採用していますが、今回は敷地の奥行きが長い建物なので、空間を縦に積むのではなく、横に並べる。というようなイメージで作っています。

さまざまな思考と打ち合わせ、すり合わせを経て、計画が完了し、着工しますが、

基礎工事工程は、住まいづくりの中では、都と絵も重要な工程ですが、まだこの時点では、

建物の概要は視覚的には見えにくく、平面的な広さのみが見える程度。

もちろん基礎工程は非常に重要で、ここが文字通り建物の『基礎』になります。

そんな中で、

建て方は、これまで進めてきた計画が、1日にして縦方向のボリュームが一気に立ち上がる

現場工程に中でも、特別な1日です。

設計者の私も、何度経験しても、いいものです。

これまで考えてきたことを実際にその場に立ち確認する。という作業が、初めてできる

場面になります。

なるほどなとおもうこともあれば、この部分は要調整、と思う部分もあります。

その両面を再確認し、今後の現場監理の中で、再度調整していく。ということになります。

建て方まで進めば、計画的には一旦中盤くらい。

これから竣工に向けて、再度引き締めて進んでいきたいと思います。

 

そして、色々な現場で建て方をしていると、時々いらっしゃる

ご近所の方

終日、ここで監督(見学)してくださって、

『かっこいええなぁ』とのお褒めの一言をいただき、一安心です。w

終日、寒い中お疲れ様でした。

 

住まい手様

上棟 誠におめでとうございます。

 

 

 

長文お付き合いありがとうございました。

長押しタップでInstagramもぜひ👇

このコラムを読んだ人は、
こちらのコラムも読んでいます

無料相談会へのお申し込みは、お気軽に下記よりどうぞ!

お電話は月~土曜日AM9:00-PM8:00まで / メールは24時間いつでもどうぞ

  • お名前(必須)
  • ふりがな(必須)
  • メールアドレス(必須)
  • お電話番号(携帯可)

▲ページTOPへ