住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境植栽・外構計画
住まいを 0 から考える
住まいの計画がスタートする時、私たちは、まず敷地に向かい、そして今の暮らしを伺います。
住まいの敷地は2つとして同じものはなく、そしてご家族も暮らしも2つと同じなことはありません。
こう書くと『そんな当たり前のこと、、、』という話なんですが、
そうなんです。当たり前なんですが、住まいづくりの現場では、
その当たり前が多分にそうでなかったりします。
あらかじめ用意されたプランが敷地に当てはまるか。
あらかじめ用意されたプランに暮らしをどうアジャストするか。
よくありますよね。
決してこれを否定しているのではありません。
だけど、、、
『ゼロから決めるなんて、大変』
これは確かにその通りです。
膨大な選択肢の中から、1つ1つを決めていく。これは途方もないと感じられるかもしれません。
しかし、その作業は、
我々設計者がほとんど行います。
敷地を見て、今の暮らしを見て、趣味をお伺いして、さまざまな事を話す中で
『良いと思うもの、好きなもの』を共有していきます。
私は、『打ち合わせで何をしたいのか』 という話をよくしますが、
『打ち合わせの主旨は、私をご家族と同じ趣味嗜好、
感覚を持った設計のプロに育てる感じです』
と言っています。
ご家族が、建築にまつわるさまざまな知識があり敷地、近隣、予算とのバランスを見ながら
最適なチョイスができれば、それが一番暮らし・感覚に近いフィットした住まいができるはずです。
そのために、今の暮らし・感覚の共有が必要なんです。
なので、Eeeworksでの暮らし計画では、最初にヒアリングシートにさまざまな事を書いていただきますが、
その中に、どの様な部屋が必要か や 何畳くらい必要か などの質問はありません。
ひたすら、今の暮らし、趣味、ライフサイクルなどをお聞きしています。
何度も言いますが、
『感覚と暮らしを共有したいからです』
写真の茨木の家は東西を3階建てに囲われた既存建物を2世帯住宅として建て替える計画としてスタートしました。
茨木の家の計画の全貌!を書いた
完成コラムはこちら。👈click
建築が始まったのは、2020年春。
世間は1回目の緊急事態宣言で重苦しい雰囲気でした。
3年前の今頃、多くの方が自宅待機となり、仕事は、リモートワークとなり、都心部・電車・街から人が消えた頃です。人と話すこともためらわれた頃です。
夏頃には、、、秋頃には、、、と収束の楽観的な見方もありましたが、一向に治らず
ついこの5月。2023年まで、その余波は続きました。
お引き渡しした秋頃も当然その真っ只中で、晴れやかな瞬間も、
『記念写真撮影時だけマスクをとりましょうか。』という時期でした。
ようやく、マスク指定も解除され、徐々に新たな日常を取り戻しつつあるというところでしょうか。
お引き渡し後半年くらいの真冬、『半年点検』でお伺いしました。
この土間で、娘さん(お孫さん)が手押し車のおもちゃを押して裸足で遊んでいました。
お母さん曰く、『あまり外へも出られないし、この土間と中庭で毎日こんなふうに遊んでます。』
とのこと。
実はこの土間は、計画当初2世帯の玄関としての土間ではなく、普段は間仕切り建具を閉めた状態とし、雛人形を飾る時だけ、その建具を開放し飾る。という計画でした。
打ち合わせでご自宅に伺った時にとても大きな雛人形があり、
それを住まいの奥に飾るのではなく、みなさんの目につくところ
皆で、見える場所に飾りましょう。
との話から、設けたスペースと建具でした。
この様な計画の意図を超えた使い方は、設計者としては、とても嬉しい誤算です。
と同時に、あらかじめ用意されたプランでは決して実現しなかった誤算だとも思います。
住まいをゼロから考えるということは、
『あなたの感覚を持ったプロを育てる。』ということであり、言い換えれば
『自分の感覚で作った住まいだから、いかようにでも使い方を展開できる。』
ということなのだと思った出来事でした。
住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながらできると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まいづくりのお手伝い。
これが、私たちEee worksの仕事です。
長文お付き合いありがとうございました。
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