住まいづくりはもっと自由に、もっと楽しみながら出来ると私たちは考えています。快適でたのしみのある住まい作りのお手伝い。これが私たち Eee worksの仕事です。
一級建築士事務所 Eee works
『住まいを考える』シリーズ健康な暮らしと住環境自然環境・災害
『やっておけばよかった』
を減らすために。
2024年1月1日 能登半島地震によりお亡くなりになられた方。
被災され避難生活をされている方。また今なお安否不明の方々。
心よりお見舞い申し上げます。
今回のM7.6の地震の揺れは大きく近畿地方でも
震度4の揺れに見舞われました。
元日ということもあり、
『ちょうど鍋に火を入れた頃』
という方も多かったはずです。
被災して分かることは、本当にたくさんありますが、我々建築技術者は、
この震災を教訓とし、この先このような震災で不幸にも命を落とされる方。
これまで暮らした住まいを失わないよう何をすべきか再度考える必要があります。
住まいは、
『新築する・改築する・移り住む』
という手段で、新しい暮らしが始まります。その住まいが
『震災に耐えうる場所にあるか』そして
『住まいそのものが耐えうる構造体か』
ここが、その先の暮らしを大きく変えます。
これまでも、このcolumnにおいても、耐震性・断熱性の重要性は何度も触れてきました。
意匠専業の設計事務所であり、
『性能は豊かな暮らしを実現するための”手段”』
という考えの私たちEee worksですが、この
『手段=性能』
が満たされていることを前提に、
それに加えて、暮らしや空間の豊かさを実現したい。という考えです。
暮らしや空間の豊かさは、その前に『安全で、健康的に暮らせること』という大前提がなければ実現しません。
その『安全で、健康的に暮らせること』とは
耐震性では耐震等級3。耐風等級2
断熱性ではHEAT20G2以上(断熱等級6以上)
そして、地盤調査、地盤の補強検討
それ以前に、地域として、震災が起こった際に被害想定の確認も必要です。
津波・液状化・大雨の際の内水氾濫・洪水の危険性がないか。
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南海トラフ巨大地震に関する地震・津波ハザード 大阪府危機管理室より
これらは、市町村のHPにハザードマップという形で、掲載されています。
震災後よく『想定外』という言葉を見聞きしますが、
これだけ用意・検討しても尚、自然の力に及ばない ということはあり得ますが、
この準備もせず、『想定外』というのは、いかがなものかと思うわけです。
我々が暮らし、住まいづくりの主な地域は、近畿を中心とした太平洋側になります。
我々のエリアが含まれる『南海トラフ』で、
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この30年以内に80%以上の確率で起こると言われている地震が『東海地震』
次いで『東南海地震』『南海地震』と言われる地震です
地震の予知、被害想定は地震学の専門家でも『確定は不可能』言われる分野です。
しかしさまざまな研究資料、想定の資料は多く公表されています。
その資料を見て 『その人なりの深さで、知っておく』ことが大切なのだと思います。
知っていることで、想定ができる。
暮らしの中でも、知ることで、想定できることはたくさんあります。
日々報道される避難所での『困りごと』から学ぶこともたくさんあります。
・水は、飲み水、煮炊き、意外にも衛生面にも欠かせません。
ペットボトルの保存水の他に、トイレ用に雨水などを貯める厚手のビニール袋が
あると便利です。
・煮炊きには、燃料が必要です。キャンプが趣味の方は、ガスボンベをある程度ストックしておくことで、煮炊きに使用できます。
発電機をお持ちの方は大変役に立ちます。燃料も忘れずに。
災害がなければ、趣味のキャンプに大活躍します!
お父さんのギア好き。こんな時には大活躍します。奥様。大目にみてあげましょう!
・寒い避難所で寝ることは、冬キャンプの備えがあれば、対応できます。
・ペットと暮らしている方 NPO法人ペット防災サポート協会 のHPのぞいてみてください。
我々、実務者が地震に対して備える建物を作ることは、当然として、
暮らしの中でも、『知る』ことで『想定』できることはたくさんあります。
起こってからの
『やっておけばよかった』が、
少しでも減らせるように。
気持ちを新たにした新年の幕開けでした。
改めて、能登半島地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申しげますとともに
1日も早い、『日常』を取り戻されますことお祈り申し上げます。
時期が来て、何か役に立つことがありましたら、何なりと行動させていただきます。
お声かけくださいませ。
本年も、どうぞ宜しく御願い致します。
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