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一級建築士事務所 Eee works

Column コラム

『住まいを考える』シリーズ住まいのエネルギー健康な暮らしと住環境家づくりのはじめに自然環境・災害

2024-02-24

着工 宝塚の家 Column306

着工 宝塚の家

パッシブハウスチャレンジ物件の『宝塚の家』着工しました。

通常のEee works仕様=耐震等級3に加えて、

今回はパッシブハウス認定を申請予定です。

 

基礎工程は通常、土を平らにした上面に地中の湿気を防止するシートを敷き、

土の上には背筋を平らに並べられない。また、建物位置を土やシートでは正確に記せない、

などの理由から、

『捨てコンクリート』

という薄いコンクリートを打設します。

その上に、『墨出し』という位置を正確にその場所に示す工程を経て

通常は、その上に鉄筋を並べていきます。

しかし今回は、断熱性の高いパッシブハウス申請物件。

捨てコンクリート上に、まずは、断熱材を敷き並べます。

その上に、鉄筋

発泡スチロールの上に、登っての作業のため、断熱材の角が割れないように、慎重に歩き

傷つけないよう、通常よりも気を使っての作業です。

また、基礎が出来上がった時、基礎の厚みのちょうど中心あたりに鉄筋が来るように

鉄筋を持ち上げておく必要があります。

その為、もち網のようになった鉄筋の下に、持ち上げる部材を入れていきます。

その際も通常のコンクリートなら、それほど気を使わなくても問題ありませんが、

今回は、発泡スチロール。

重い鉄筋をピンポイントで支えたことによって、割れたり 沈んだりしないように、

樹脂製のお皿を置いて掛かる荷重が少なくなるよう工夫しています。

そして、基礎の外側、更に内側の立ち上がり面にも、断熱材を巻いていきます。

結果として、底・立ち上がりの内と外・基礎を

すっぽり包むような形で、

断熱材を巻いていく形になります。

断熱材を巻く理由は、基礎のコンクリートが、直接外気にさらされることで、冷気・熱気を

コンクリートが吸収し、冬は床下が寒くなること。夏場はその逆の環境にならないよう

断熱材で温度を遮断する為に行うものです。

また、許容応力度計算による耐震等級3を取得している基礎なので、後々のメンテナンスの

ための『人通口』や、床下エアコンが広く行き渡るための工夫で、基礎の立ち上がりが

途切れる場所は、ただ途切れるのではなく、地中に補強を入れることで、

基礎全体の繋がりと強度を担保しています。

 

構造って難しいですが、段ボール箱を使って、考えてみるとわかりやすと思います。

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箱の底が基礎、横面が壁、蓋にあたる部分が屋根。

箱に荷物を入れて運ぶ時、蓋を開けたままでは、箱は不安定です。

蓋を閉めて、テープで蓋を固定すれば、少々持ち方が悪くても、箱は歪んだりしません。

それと同じです。

 

さて、

今、宝塚の家は箱の底面が、しっかりできた状態です。

来週いよいよその上部の壁と屋根が立ち上がります。

上棟の様子

またこちらでもご報告したいと思います。

 

 

 

 

 

長文お付き合いありがとうございました。

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